2013年6月8日土曜日

6月7日 Tuna潜航レポート

いよいよ本日が調査潜航最終日、今日こそは豊かなオホーツクの生命(ヒトデ除く)をバッチリ激写したい所です!

特注のTuna-Sand大漁旗が掲げられ気が引き締まります

今回お世話になっている北光丸でのTuna-Sand運用は初めてでしたが、乗組員の方々のロボット
投入・回収もこの短期間で見る見る上達してスムーズになりました。

今日も晴天、ロボット日和です

Tuna-Sand、今回最後の発進!

ボートでの曳航・フック取り付け

 お帰り~

最終潜航の写真の成果は如何に・・・?


 キチジ!
 キチジ!!
 キチジ!!!
キチジ!!!!
キチジ!!!!!

というわけで、大漁でした!(しかもヒトデが少ない!)
実は最終潜航は途中で浮上させる事になってしまったのですが、少ない枚数にもかかわらずキチジがいっぱい、ちょっと悔しいですがそれでも無事に写真を撮影して帰ってきたので今回の潜航は成功と言えるでしょう!

さらば、オホーツク海 ヒトデの海じゃなかったんだね

というわけで、今回のTuna-Sandオホーツク海調査は以上で完了です。

6月6日 Tuna潜航レポート

昨日は濃霧でしたが、今日は晴天です。

厚着していると暑いぐらいの日差し

オホーツクのイメージを覆しそうな穏やかな海

海況にも恵まれた絶好のロボット投入日和、Tuna-Sandもご機嫌なのかこの日は全くトラブルが無く、全行程を順調にこなして帰還しました!

順調だったおかげで夕日を眺めながらのんびり

さて、気になる本日の成果は・・・

 カニ!
 イカ!
タラ!

一見生物が多そうに見えますがこれは抜粋した写真、実は2000枚ほど写真を撮りましたが、生物はほとんどおらず不毛な大地が広がっていました。一応,キチジも写っていました.
実は深海の写真では魚やカニなどといった生物はそれほど頻繁に写っているわけではありません(昨日のヒトデ?ありゃノーカンだ、食えないし)

夜はお土産のかまぼこをいただきました




6月5日 Tuna潜航レポート

今日も写真を撮るぞと意気揚々甲板へ出ると
濃霧・・・

これじゃ回収作業が困難、危険を伴うので今日は見送りか?!

浦先生は、笛で不思議なメロディーを奏でていました.

おや、海の様子が・・・

投入の時にはご覧のとおり視界も回復!さすが浦先生

実はこの時の潜航がTuna-Sand運用開始からカウントしてちょうど75潜航目という節目の潜航でした。 目指せ、100潜航!

記念すべき75潜航目ということで

さて、今回の潜航では豊かな海底の生物を撮影する事に成功しました!
その写真がこれだ!



※ご注意※
この先の写真には軟体生物的な意味で一部お食事中の方にはショッキングな表現を含みます。お食事中の方はそっとブラウザを閉じてくださいませ。





本当に大丈夫?







クモヒトデの山、山、山・・・(キチジもいるよ!)

前から撮影した画像にもヒトデは写っていましたが、この日は特に大漁でした。
ちなみに画面右に映っている影はケーブルから剥がし忘れたメモです。

ヤッチマッタ・・・

6月4日 Tuna潜航レポート

前日無事に深海底を撮影し、やっと本調子になったのか今日は第一潜航で無事にコースを走行しました!Mission Completeです!
とはいえ無事に浮上・揚収されるまでは不安です・・・

不安そうにTuna-Sandを待つ大学院生の稲葉君

「潜水艦を発見!」  「違う!」

無事に帰ってきました!
さてさて、大漁かな?
撮影した写真を確認すると・・・

深海を泳ぐタラの仲間

ちなみに、魚の影が海底面に映っているので泳いでいると判断できるんですね。
写真1枚からでも色々な事が分ります。

明日に備えて夜間もメンテナンス作業です

6月3日 Tuna潜航レポート

Tuna-Sandファンの皆様、お久しぶりです。
やっとこさオホーツク海の調査が完了し、陸地に近づいてきたのでブログを再開したいと思います!
実はブログの更新ができないうちに今回の航海での調査潜航は全て完了していますので、その様子を1日ごとにレポートしたいと思います。

6月3日~6月7日までの5日間、5本立てで一挙公開!
あの日曜夕方の国民的アニメでさえ週3本立てなのでこれはとってもお得ではないでしょうか!?

というわけで、6月3日のレポートです。
第一回目の潜航から1日空いたこの日、初日で浮かび上がった問題を解決して準備万端の状態で朝を迎えました。第一潜航はセンサトラブルのため中断となりましたが、第二潜航では無事にコースを走行させる事に成功しました!

Tuna-Sandにバラストを取り付ける永橋さん

一番右のPCで海底のTuna-Sandの位置をモニターします。真ん中のPCで状態を確認します。

無事に浮上したTuna-Sandから写真データを取り出します。
果たしてちゃんと撮影できているのか・・・?

突如飛来(?)した無断撮影者に激しい遺憾の意を表す深海住民の図

ちゃんと深海底の写真が撮影されていました!
しかもカニ!食える物が写っているとリーダーの浦先生は大喜び!

この調子でオホーツクの海底を撮りまくります!
※写真を撮る時は被写体の方々の同意を得てからにしましょう。



2013年6月1日土曜日

Tuna-Sand発進、しかし・・・

いよいよ本日が今回の調査における第一回のTuna-Sand投入でした。
昨日と打って変わっての晴天に穏やかな海と絶好の海中ロボット日和だったわけなのですが・・・
実はTuna-Sandを潜航させたものの予定ポイントに設定時間以内に辿り着くことができず、途中浮上となってしまいました。
残念・・・

途中浮上の知らせを受けて緊急展開する回収班の方々

今日は2回潜航を行いましたが、別々の理由で2回とも途中浮上になってしまいました。
回収班の方々にはご迷惑をおかけしました・・・

結果は残念でしたが、原因をしっかり分析し、次の潜航は万全の状態で挑みたいと思います!

突如浮かび上がったTuna-Sandに興味津々のカモメさん

翌日になりましたが・・・

陸地から離れた位置を航行していましたので、昨日は更新ができませんでした。Tuna-Sandファンの皆様、申し訳ございません。

さて、昨日は同じく北光丸に乗船している北水研と東京農大の方々が調査をしていました。

調査に使っている採水器+CTD

隣の作業員さんと比べればわかりますがかなり大きいです。このような巨大な装置を海に沈めて、深い場所の海水を調査します。

さて、これが昨日の話でいよいよ明日が調査だ!となるのですが・・・

さっきまで晴れていたのに濃霧!

予報によれば所により濃霧とのこと、果たして調査はどうなるのか・・・
と、これは昨日の話、今日は無事に晴れました
今日の様子は次の日誌で!

2013年5月30日木曜日

出港準備、願います

オホーツク海調査、いよいよこの後14:00時に出港予定です。
出港してしまうと海況によって船は大きく揺れる可能性があるのでしっかり準備します。
調査地点に着く前に壊れてしまったら大惨事ですからね!


がんじがらめのTuna-Sandと研究員の西田さん

停泊中ですら若干揺れることで少々滅入っていますが、成果が出せるよう頑張ります。



停泊中の北光丸を前方から。

2013年5月29日水曜日

小樽にてTuna-Sand調査準備中!

こんにちわ!
今回Tuna-Sandでオホーツク海北見大和堆を調査するため、現在は小樽港にいます。
調査に協力してくださるのは北海道区水産総合研究所の北光丸の方々です。

こちらが乗船する北光丸です

すでに物資の積み込みと調整がほぼ終わり、本日が最終調整になります。
調査メンバーは一昨日から小樽港に滞在しています。

小樽の運河を眺める

北海道での調査なので寒いかと思いきや、小樽は意外と暖かいです。
出港は明日ですが、今夜から北光丸にて宿泊予定です。